反・貧困ネットワークの全国キャラバン

08年09月6日 | とし子からの手紙

dscn0060.JPG貧困をなくそう!と全国をキャラバンしている人たちがいる。今日は、岡山市内で、集会があった。司法書士会、医療ソーシャルワーカー協会、野宿者支援の会などが主催。

生田氏は、釜が崎で野宿者支援をしている人で、実態をふまえて問題提起。現代の貧困は、経済の貧困と人間関係の貧困が重なったもの・・・との指摘は的を射ていると思う。最近の特徴は、女性と若者の増加だ。1998年以降、野宿者は激増した。派遣雇用の広がりと消費税の値上げがその理由だ。

福祉のために、消費税増税なんてありえないことなのだ。

仕事を減らしてみんなに当たらないようにしておいて、仕事を見つけられないのは自己責任だというのはおかしい。競争させて、一人の仕事を増やし、一人の人の仕事を奪う・・・。このしくみがおかしよね。

この生きづらさは、世の中のしくみに原因がある。しかし、経済の貧困がなくても、関係の貧困は人を幸せにしない。

ビンボーは不幸じゃないが、「現代の貧困」は不幸だと私は思う。

憲法25条のある国で、憲法を暮らしに根付かせていかなければならない。そのために、政治は大切。選挙に行って投票行動を。野宿者の人たちにとって、投票の権利を勝ち取ることも大切だと思う。