長岡戦災資料館

09年02月8日 | とし子からの手紙

dscn0324.JPG長岡戦災資料館は、市立の施設だ。駅から歩いて5分ほどの商店街のど真ん中にある。イトーヨーカドーの駐車場に行く途中にあるので、ブラッと立ち寄るひとも多いとか・・。入ると、母子像が迎えてくれる。

市総務部庶務課が所管。庶務課の庶務文書係の3人の職員が兼務する。企画運営検討委員会(10人)と運営ボランティアが実働部隊として活動。

嘱託館長1人と臨時職員2人が常駐。年間予算は、09年度で2300万円(家賃が1200万円)を予定。年間約2万人が訪れる。

長岡戦災資料館は「吸収体験を次の時代に正しく語り継ぎ、平和意識の醸成を図るため、市民と行政が一緒に作り上げていく施設です。」

dscn0325.JPG展示の視点は、実物重視。寄せられた2000点におよぶ実物をやく500点展示。

いのちの重み、国民の暮らし、なぜ長岡市は焼かれたのか、空襲の実態などを時系列で待ちの歴史と重ねて考える機会となっている。

市民の運動と議会の超党派での市長要望が実現の力となった。

岡山市にも戦災平和資料館建設の市民の運動が始まっている。市と市民が一緒に作る施設として成功させたい。

戦災死者が2500人以上の都市は広島・長崎を含めて10市、1000?2499人の都市は18市で岡山市はここに入る。岡山市の実態は岡山市が発信しないかぎり伝えてはいけない。

体験者は年々少なくなる。今こそ資料の収集やその保存・収蔵の体制をつくる必要性がある。時間との勝負でもある・・とあらためて思っている。