雨の音で落ち着く

09年03月15日 | とし子からの手紙

雨がよく降る。しとしとという雨の音が私は好きだ。

私は愛媛の山で育った。目の前は瀬戸内海だった。風の音、雨の音を感じる自然の中で育った。

ふるさとが大好きである。

片岡直樹先生とは同郷である。こどもの育ちに「警鐘」を鳴らし続けておられる先生の考えに共感するところが多い。こどもの先生は自然(70%)、人(20%)、モノ(10%)だと・・・。久しぶりに先生とお会いした。

今こどもたちが育つ環境はモノが増えて、自然が減っている。デジタル商品が増えていることに危機感を感じる。人は人がいないと育たない。モノには代替ができないのだ。

胎教、早期教育の名でデジタル商品が人に置き換わったとき、「人間」ではない「ヒト」に育ってしまう。

テレビ、ビデオ、CDなどのつけっぱなしをやめよう。「静かさ」の中で、雨や風の音に気づき、自然を感じたら、そこから子育ちは始まる。

私はアナログ人間だ。自分の五感を働かせてこれからも生き抜きたい。デジタルに使われるのではなく、使える知恵をもって生きたい。

「自然という先生」をこどもたちに残し、その環境を整えることは議員としての私の役割であると考えている。