「チボリを県民目線で考える」シンポジウム

09年04月12日 | とし子からの手紙

私が議員になって足掛け23年になる。

当時突然持ち上がった市政100周年の「チボリ公園」事業が、市議会で大問題になった。国鉄清算事業団用地は民間が直接使えない。そこで、県市が出資をして第3セクターをつくり運営する・・・という提案だった。出資したらGOサインだ。公金の支出をめぐって大議論となった。

共産党市議団は県財界主導のレジャーランド計画の問題点を調査によって明らかにしていった。「異能」な仕掛け人の実態を市民に知らせるときの調査は、時間を争う「特捜班」体制だった。議員の調査力が試される厳しい、貴重な経験だった。議員になってすぐのこの経験は、今も私の原点だ。

かくして、市議会は百条委員会審査を行い、市長選で「再検討」を公約した市長の判断で事業から撤退。間違った公金支出を許さなかった。岡山県と倉敷市あわせて460億円の支出をしてチボリは廃園となったが、この責任は誰がとるのか。県の財政危機の要因となり、今県民を苦しめる原因となった。私は問題意識を持ち続けたい。

議会のチェック機能は重要である。政令市になってますますその役割は問われている。