岡山市で新型インフルエンザの感染者2人に

09年06月27日 | とし子からの手紙

新型インフルエンザの感染者が二人になった。人から人への感染だ。

世界的大流行(フェーズ6)のレベルだから感染者がでても不思議ではない。

「感染者が出た」との報告を受けて、保健福祉委員会で議論をした。今必要なことは、正確な情報提供で感染拡大を防ぐこと、そして重症化しないようにためらわずに受診し、治療ができる体制をとることだ。保健所長がそう答えた後私は尋ねた。

「無保険の人や資格証明書の人は、発熱外来受診時は3割負担ということだが受診抑制にならないよう手立てはとってあるか」

現在は症状が軽いということで、相談センターも発熱外来も通常にもどっている。つまり、「軽症は自宅療養でいい」とする国の指針により、発熱外来での特別対応がないのだ。

私の頭に「油断」という言葉がよぎった。感染拡大防止は「早期診断、早期治療」が必要。対策をとらずにそれはできない。新型インフルエンザはだれもかかったことのない病気。重症化はありうる。油断大敵である。市民病院に「発熱外来」を設け、医療費軽減の対応をする特別体制をとるよう強く求めたことは言うまでもない。