介護保険制度の根本的見直しを求める!

07年08月27日 | とし子からの手紙

 2000年にはじまった介護保険制度。7年目になる。

 先日発覚した「コムスン事件」は、営利を求める民間企業の福祉事業への参入を許した結果で、以前からの懸念が現実になったものだ。

 昨年の改悪により、軽度者をサ―ビス利用から遠ざける「介護予防」が始まった。しかし、利用者はもちろん、事業者もそして行政担当者からでさえも「まちがっている。いいことはなにもない」の声が聞かれる。予防どころか、軽度者はほったらかし状態。制度はうまく機能していないようにみえる。

 働く人は、ケアマネ―ジャ―の資格があってすらワ―キングプアの状況である。国が介護事業に税金を使わないツケが回されている。この中で「もうける」ためにコムスンの不正がおこった。制度の根本を見直さなければ、民間参入を認めているかぎり、また不正がおこりかねない。

 福祉事業は、非営利法人で任宇部気。国は介護保険事業への負担を25%→50%にもどすべき。(せめて当面30%に)そうしてでも、保険料や利用料負担を強いている高齢者に報いるベきだ。

 死ぬまで年金から天引きで取り続ける保険料は重い。そして多くの人(岡山市なら86%)はサ―ビスを使わず亡くなる。「使わなかったらせめてわずかでも満期返礼金があるといい」と私は思う。

 とにかく、来年度は介護保険福祉計画見直しの年なのだから、しっかり改善の提案をしよう。与野党逆転の国会へ今こそ法改定を求める時である!!



Comments

コメント 大野
日付: 2007/8/27 月曜日, 11:11:23

満期返戻金はいいですね。これはヒットかも。

コメント smizu-h
日付: 2007/8/27 月曜日, 22:00:14

改造内閣が発足した。
しかし、始から「ボロ切れ内閣」と見られるような身内内閣にはゾッとさせられる。
中でも厚生労働省のトップに「桝添氏」が起用されたのには愕然とした。
彼はかって、「女性は子供を生む機械」というような女性蔑視の発言をしてみんなから大きな反撃を食った人物ではなかったか?
即刻退陣を求めたい。