地域医療を考える・・・山陽新聞の連載

10年02月9日 | とし子からの手紙

「がん難民」・・・2人に一人が癌になる・・という時代。医療体制はどうなっているのか・・・。

山陽新聞が1月31日から連載をしている。地域医療の現実を伝えようとするもので、関心を持って呼んでいる。

患者はたとえ余命が残り少ないといわれても、最後までともに「向き合ってくれる」医療従事者を求めている。一方、医療従事者側は、専門医は少なく「日常」に忙殺され、患者と向き合う時間さえままにならない。この現実の「ずれ」は「さまよい、苦しむ患者」を産み出す。

誰しも患者は、苦しみの中で自分の生命を考え、覚悟を持って方向を決めていくことになる。願わくば、共に向き合ってくれる医師や看護師、医療スタッフと出会いたいと願っている。そのために、情報提供したり、相談できるしくみがほしい。そして、お金のあるなしで治療に差がつくことのないしくみがほしい・・・と切に思う。

さて、義母のこと・・・・。1月に心不全症状が悪化し、入院。その後治療が効を副うして小康状態に。今も比較的落ち着いている。毎日、家族が昼と夕の食事のときには顔を出し、すばらしいケアをしてくださる病院スタッフに恵まれて、義母はやさしい「顔」に・・・。感謝である。

5月1日、義母の90歳の誕生日が、新たな目標になっているこのごろである。