国保制度の広域化
国保制度は自治体で運営している。だから、料金は自治体ごとで違う。岡山市は県内でも料金が高いが、その原因は国の負担金が減らされてきたことと、市として「命」のために税金を使わず、保険加入者の負担でまかなってきたから・・・だ。
今の制度になってから、国負担は半分になり、加入者負担は3倍近くに増えた。
不況で所得は下がりっぱなしのところへ保険料負担が増えているのだからたまらない。負担は加入者の限界を超えている。
この状態を、国負担を増やさずに変えることはできない。国の負担率を上げよ!!と自治体は全国で声を上げるべきだ。しかるに、国の出した方針は、広域化・・・つまり県の制度にして、県全体で料金を統一しようというのだ。
なんと驚いたことに、岡山市長はこの方向を国に求めた。目先のことだけ考えて、制度のことを考えていない。後期高齢者医療制度廃止後の制度改革の装いで見えてきたこの動きはいただけない。民主党さん、国民を騙すのですか?公約違反だ。
審議会で知事会代表の秋田県知事は広域化の「県制度」に反対している。国負担率をいまの25%にしたままでは、制度存続ができないことを承知しているのではないか・・・。
国の手抜きを許さないで、いのちの予算を増やせ!という運動が全国で求められている。