防災費と軍事費

10年09月1日 | とし子からの手紙

「30年以内に70%」の確率・・・とは、東海、東南海、南海地震の発生確率である。

今日は防災の日。私は阪神淡路大震災の支援の経験から、防災対策には強い関心を持ち、対策強化を求め続けてきた。国は3地震が連動して発生することを想定した対策をつくってないという。

なんという遅れだろうか・・・・!来年度1億5000万円で被害推計に着手するとか・・・。

30年以内に70%の確率といえば、かなりの高率ではないか。被害想定がされず、危機感を持たなかったら、対策はとれない。

岡山市は、軟弱地盤に約30%が暮らす町である。地震が起こると液状化などで被害が増大することが予想されている。なのに、常備消防体制は国平均より12%も低い有様である。このままではお手上げだ。

地域防災組織で埋めようとしても埋まらない穴だ。消防士を増やし、いざというときの備えをしよう。

一方軍事費は、概算要求を見ると尾、0、6%増の4兆7123億円で、思いやり予算の1859億円は「特別枠」だという。戦闘機や戦車が防災費より優先される理由は理解できない。思いやり予算をやめれないのはなぜか!?

防災の日の今日は、非常持ち出し袋の点検や地震のときの備えを想像力を生かして見直しておく日にしよう。

わたしの脳裏には、阪神淡路大震災のときの惨状が生々しくよみがえってくる。忘れてはならないと思っている。