微修正ですまない後期高齢者医療制度
政府与党は、2ヶ月半で制度見直しを余儀なくされた。1300万人の対象者のうち約360万人(219万円以下)の少しばかりの軽減と天引き制度の「一部選択性」、終末期医療の再検討などがその内容だ。すこしばかりの「見直し」は、入山料を安くしてでもともかく山へ連れて行けば、あとは医療費は削減できる…という政治的打算が見えている。
制度の根本への国民の怒りを受け止めていない。
姥捨て山の伝説を思い出そう。
お年寄り嫌いの殿様は、あるときお年寄りの深い知恵を目のあたりにして改心し、60歳を過ぎたら年寄りは山に捨てることというお触書を廃止するのです。
政府与党は、高齢者いじめを改心して、この制度を廃止したとさ…となるようにがんばるときです。
そんな皆さんの思いを、6月議会で届けます。