「年金は百年安心」のウソ

09年02月25日 | とし子からの手紙

「百年安心」という言葉を多くの人はわすれてないと思う。

2004年の年金制度改悪のことだ。自公政権は「百年安心」だと宣伝をして、保険料を13年毎年値上げし、給付抑制するしくみをつくった。それにより、毎年年金の掛け金はふえている。

厚生年金の給付を50パーセントは確保するというのが「約束」だが、今回の検証ではぎりぎり50、1パーセントとなっているものの中身をみると、非現実的・・・。50パーセントを超えるのは、40年保険料をかけ、妻が専業主婦の場合だけで受給者のごくごく一部で、共働きや単身世帯は50パーセントを割り込む。

国庫負担を2分の一に増やすことを前提としている。つまり、消費税率をあげても給付がさがる・・・なんてひどい・・・。「百年安心」は大嘘だった。

掛け金は運用で10兆円近く減ったというではないか・・。誰が責任を取るのか。私は自分の掛け金を運用してくれといった覚えはない。銀行に預けてきちんと給付にだけ使ってくれたらいいのだ。

少子化対策はまだまだだ。保育園まで介護保険のように契約制度にしようという。お金がなかったら必要があっても保育園には入れない制度になる。こどもの貧困が社会問題の時、罪のないこどもに経済格差を持ち込むことになることはまちがいない。

厚労省には思いとどまっていただきたい。全国からその声が上がっている。