「政治家」の金銭感覚

09年03月13日 | とし子からの手紙

dscn0349.JPG西松建設の違法献金事件が毎日報道されている。民主党の代表と自民党の閣僚の対応は同じである。まじめな顔をして答えておられるから「知らない」のかもしれない。でも それは庶民の常識に通用しない。

民主党は「公共事業受注企業からの政治献金は禁止」を公約しているらしい。銀行からの献金はいいのだろうか・・・。税金でいつも「救済」を受ける銀行は、やはり「公共事業関係者」とみるべきだ。民主党は銀行から多額の献金を受けている。

自民党の金権政治ぶりはご存知のとおりだ。太田誠一議員は「なんで小沢さんの献金はあんなに多いのか。与党ではないのに・・・。自分は全部で2千万余なのに・・」とおっしゃったとか・・。庶民とは感覚が違う。献金を贈る側も「頼むときは献金は当たり前・・・。手土産は日本の常識でしょう・・・」と。

日本の政治は「お金」によってゆがめられてきた。日常のなにげない会話で、「OO議員のところに相談にいくと、O万円いるんです。崎本さんはいらないのか」と聞かれたことがあった。私の中にない発想なのでびっくりしたことがある。政治家の一部にゆがんだ金銭感覚があるのではないか。

先日、岡山市民オンブズマンが政務調査費で返還を求める要望書を市議会に出された。私は正直驚いた。オンブズマンのみなさんの「金銭感覚」についてだ。議員が政務調査費で「旅費」と称して使うガソリン代、駐車場代を一部認める。さらに、携帯電話代や事務所費の一部まで認める。共産党市議団はそういう支出はしていない。その一方で、議員団事務局の職員の人件費は半分しか認めず、市民への市政報告も半分しか認めない・・・という。

よって、共産党の適正支出は約46パーセントだと・・・。

共産党市議団は政務調査費の大半を市政ニュースや事務局職員(市議団事務)の人件費、各種新聞や書籍、雑誌などに支出している。オンブズマンのみなさんが運動団体の新聞だけは認めないという感覚も見識を疑うものである。

しかし、市民オンブズマンのみなさんとしっかり対話を重ね税金の支出として市民の納得のいく方向を目指していきたい。

私の感覚では半分とはいえガソリン代や携帯電話代、タクシー代に政務調査費を使えといわれても躊躇してしまう。その感覚はおかしいのだろうか。