核密約の調査報告

10年03月10日 | とし子からの手紙

密約文書はあった。しかし、「暗黙の合意」は存在していなかった・・・という「調査委員会」の報告書が出た。びっくりである。

やっぱり「核密約」があったんだ・・・と確信をもったのは私だけではないだろう。「調査委員会」が認めた当時の日米首脳による「討論記録」(核を搭載しての米軍機や米艦船の核持込を「事前協議」の対象外とする)は密約そのものだ。

しかし、「調査委員会」が密約だといわないのはなぜか・・・。歴史の検証に「政冶」を持ち込んではいけない。外務省は保管しておくべき文書を廃棄して、保管していなかった・・・とも報道されている。なんとお粗末なことか!?「廃棄」は、職務怠慢である。50年前の歴史上の事実をやっと明らかにできるチャンスに、「専門家」集団が「政治的配慮」をしてどうなるのか・・・・。汚点を残す・・・と私は思う。

「不都合な真実」も真実と認めた上で、国民を欺いてきた「密約」をきっぱり廃止し、「非核三原則」を基本とする「非核の日本」に進んでいかなければならない。ここでも、民主党政権の真価が問われている。



Comments

コメント 尾形秋彦
日付: 2010/3/10 水曜日, 17:09:45

「ない」か「ある」かは二つに一つで、ないものがあったり、あるものがなかったりしては、だめです。百歩譲って、国と国との間での取り決めは全てが公に出来ないとすれば、「ノーコメント」で通すべきでした。
確か、「ない」と言ってましたよね、ズーット。言っていた連中は今日も、街中を歩いていますか、かえるの面をぶらさげて。
ウソの害悪は100のうち、ひとつでもそれが混じっていたら、あとの99の信用も失うことです。