地方議員年金廃止

10年10月26日 | とし子からの手紙

政府は地方議員年金制度を廃止するという方針である。来年4月から廃止となる見込みだ。

現在、一人で3人を支えるという状況の議員共済年金制度は、平成の大合併により地方議員数が激減したために破綻寸前である。共産党は住民同意のない合併に反対をしてきたが、他の政党は推進してきた。議員共済の破綻は合併の結果である。

私は今毎月99000円(年1188000円)の掛け金を払っている。24年間で1950万円払ってきた。掛け金はどんどん上がり10万円近くなっているのだ。給付も下げられてきた。地方議員年金の平均給付額は、年103万円である。

今回の廃止で、受給権のある場合で、掛け金の返還は64%だと総務省は言っている。国会議員年金の廃止に際しては80%だった返還率が地方議員は64%・・という違いはなにから来るのだろうか。

私は制度廃止はやむ終えないと思う。看護師でなく議員をしてきたことに後悔はない。お金はたまらなかったけれど、たくさんの人との出会いがあり、ご縁による「貯人」ができたことを幸せに思っている。