領収書も現金もない!?・・・でも市民は払っている!!こんな行政執行は認められない!

10年11月5日 | とし子からの手紙

4日に決算委員会が審議を終わり、採決した。平成21年度の決算が共産党以外の賛成で認定された。

最終日には、税収課の職員の横領容疑にかかわり21年度の決算での影響が議論になった。

税金を集金すれば、毎日領収書と現金を合わせて収納される。今回の事件はその収納業務にかかわって起こった。

市民は滞納していた税金を払って領収書を受け取っているのに、その領収書も現金もない・・・という状況が判明した。財政局は、平成22年の1月ごろに「執行停止」扱いされているものの中に「疑問」のあるものが複数あることにきずき、市民に連絡したところ払っていることが確認された。すでに「不納欠損」扱いされていた税金を決算に計上することとなった。しかし、1件以外の「疑問」の案件はなぜか人事課に扱いを移し、今回の事件が5月ごろ発覚した・・という。

今年の1~2月に気づいていながら、年度内にきちんと疑問のすべてを点検しなかったのはなぜなのか、議論をしても納得いかなかった。とても毅然として仕事をしているとは言いがたい。

当局は、「決算書の数字には齟齬はない・・・」と説明したが、「事実」とはちがっていることは明らかだ。それが解かっているのに、どうして議員が認めることができるだろうか!?

市民はどんな思いで税金を払っているか・・・を思うと、「数字があっているから認める」というのは、議会のチェック機能を果たしているとはいえない。きっぱり「不認定」として、厳しく当局に是正を求めるべきである。

しかし、共産党以外の議員は認めたのだ!!「断腸の思いで認める」ことだろうか・・・。

現在、収納業務は本庁に一元化されており、今回のような事件を起こさないように仕組みが変わった。

議員とは、市民の目線で税金の使い方をチェックする役割を持っている。今回の「事件」の事実経過について、常任委員会の所管は総務委員会である。これまで一度も報告されていないという。委員長は公明党の議員である。なぜ報告を求め、議会としてのチェックをかけないのだろうか。委員長にもなんの報告もいまだないのだろうか。なければ、議会が軽視されている・・・と思えてならない。

ともかくも、開催中の決算委員会では集中審議で決算上の審議はできた。私は副委員長として、審議を主張したのである。

議会に共産党議員がいなかったら、問題にすべきことすら問題にならない。共産党は議会のチェック機能をリードしていると自負している。