妊婦健診の無料化拡大を!―助産院でも活用できるようにするのは当然のこと

07年10月20日 | とし子からの手紙

 妊婦健診は自己負担で1回5000円は下らない。少子化を対策として、国はこの無料回数拡大を交付税で措置。現在岡山市は3回無料だが、拡大を検討中。倉敷市は10月1日から5回へ拡大した。県下の町村でも拡大の動きである。

 お産は病気ではないから自費…という考え方が、少子化対策の中で公費負担拡大に変化してきた。産む環境を良くしたいととりくんでいる私は、この動きに賛成だ。

 さて、皆さんはお産の場所というとどこを考えますか。昔は自宅がほとんどで、私も自宅出産であり、産婆さんを父が呼びにいったときいた。今は、病院、診療所そして助産院が多い。でも、こだわって自宅分娩という人もいるし、それをサポ―トする助産師はいる。

助産院はわが家の近くにもある。助産師は開業権をもつ専門職だ。ところが、岡山県下では、妊婦健診の実施対象機関に助産院が入っていない。保健所政令市である倉敷市も助産院をはずしている。国は、明確に助産院は対象機関と位置づけている。香川県などは、助産師会に通知も出して、認めている。

 岡山県、倉敷市、岡山市の対応はおかしくないか。お産の場所を選ぶのは妊婦である。産科医不足といわれる中で、助産師の専門性はもっと評価すべきだし、助産院を選んだ妊婦が健診料の公費負担を受けれないのはおかしい。制度の公平な実施を求めてゆきたいと思う。