病因が患者を「捨てる」国=アメリ力医療の現実を告発する映画SiCKO(シッコ)

07年10月25日 | とし子からの手紙

img_0095.JPG 映画「シッコ」を観た。アメリ力医療の現実を、マイケル・ム―ア監督が告発する。国民皆保険制度のないアメリカは、民間保険会社のボ口もうけ大国だ。お金がないと治療費が払えず、病院にも行けない。お金を払えない患者だとわかると病院は、患者を無理やりタクシ―に乗せて、生活支援センタ―(シェルタ―)の前に捨てる。…想像以上の現実がえがかれる。そして、それは、今の日本の医療改悪と重なる。アメリカ医療を追いかけて、アリコやアフラックがボロもうけする日本にしたくない。

 ム―ア監督は、カナダ、イギリス、フランス、キュ―バなどの国の人々にも直撃取材を試みる。その内容はここでは控えておこう。とにかく、必見の映画である。ぜひ観劇をおすすめしたい!