注目の「愛媛県人」

09年01月31日 | とし子からの手紙

私は愛媛出身だ。新聞でもテレビでも「愛媛」という文字に注目する。

今日の赤旗日刊紙の一面に、宇都宮健児弁護士のインタビュー記事が載っていた。あの年越し派遣村名誉村長。ヤミ金、サラ金の高利貸問題に早くからとりくんでこられた。1946年、愛媛県生まれ。

今年最初に注目したのは、直木賞作家の天童荒太さん。赤旗日曜版でのインタビュー記事で、受賞作「悼む人」を書いた動機について、「人の死は、平等に訪れるのにその扱いに軽重をつけてきた。そういう世界を問いたかった。」と述べている。傷つき、生きづらさを感じながらも懸命に生きる人々の側に立って、真摯にひたむきに文学とむきあっている作家である。1960年、愛媛県生まれ。

どちらも弱者の側に立ち、暖かい誠実さを感じる。愛媛の「お接待」の心を思い出させる。

私もまた愛媛県人に恥じない「ひとに役立つ」命でありたいと思うのである。