チボリ検証委員会が報告書
来年は、岡山市政120周年。市政100周年は、記念事業のチボリ問題で大揺れだった。あれから20年・・・。
私が市議会議員となったのが今から22年前のこと。1期目は「チボリ百条委員会」がつくられ、県財界の伊原木天満屋社長、当時の長野知事にも証人としておいでいただいた。
議会は徹夜をなんども経験。私たちは、とにかく徹底した調査と情報収集に走り回った。議会質問の準備のいろはを体験的に学んだ。議員としての役割を自覚する貴重な経験となった。
市議会は、「チボリ事業に採算性がなく、レジャーランドに税金の投入はすべきでない。・・・・」として、出資金の支出を認めなかった。結局、市長選となり市長がかわって、当選した安宅市長は、「行政の継続性よりも民意を尊重したい」として、チボリから撤退した。その後の倉敷での事業展開はごぞんじのとうり・・・。
岡山市議会は、チェック機能を果たしたと思う。100周年事業は形としては「水辺のももくん」ぐらいしか残っていないが、「自治体とは何をするのが役割か」を問い続け、「レジャーランドに税金をつかうのは間違いだ」とした議会の果たしたチェック機能はソフト面で大きな足跡を残したと思う。
今、岡山市は財政破綻をすることなく存在している。
昨日、チボリ検証委員会が報告書を出した。じっくりと読んで、当時かかわったものの一人として、あらためてチボリ問題を整理しておきたいと感じている。
今当時を知る6期以上の議員は8人となった。
クリスマスイブ
ノンタンシリーズがお気に入りだ。ノンタン(子猫)の「サンタクロースだよ」は、サンタクロースを探しに行ったノンタンが、眠ってしまったあとに「ノンタンサンタ」がプレゼントを持ってやってきて、ほしかった「赤い自動車」をくれる・・・話。わにサンタ、うまサンタ、きりんサンタ、へびサンタ・・・などそれぞれのサンタが出てくる。
「ねんね、ねんね、またらいねん。ねたらサンタはやってくる。りかちゃんのサンタもやってくる・・」
「なにがほしい?」と聞くと・・・
「あかい自動車!!」とすっかりノンタンになりきっている。
我が家で20年だしていなかったクリスマスツリーを出して組み立てた。娘が、「よくとってあったね」と懐かしそうにいった。
親っていうのはそういうもんだよ・・・と私。忙しいバタバタした子育て時期に、サンタクロースからのお手紙(私が書く)つきの絵本ばかり買っていたのを思い出した。
総務委員会が国保料の「負担軽減」を申し入れ
11月議会が終わった。
承認案件が1つ全会一致で、不承認になった。議会の承認なしに条例でなく要綱で税金を支出し、裁判となり市が敗訴。それを、控訴したので承認してほしい・・・という案件だった。
コンプライアンスをいいながら、法令を守らない市の姿勢は認められない。市議会はまともな判断ができた。
最終日、総務委員会は国保料の「負担軽減」を全会一致で当局に申し入れた。値上げはもちろんやめ、一般会計からの繰り入れを増やしてでも負担を減らすよう求めたのだ。
11月議会で私も国保問題を議論し、議会の総意となったことは、当初予算へ向けて大きな一歩となる。
払える国保料を・・・の願いをなんとしても実現したい。寒空に、暖かい風を市議会から贈りたい・・・。







