個人に増税、企業に減税・・・でも「雇用に貢献すると約束できない」経団連

10年12月15日 | とし子からの手紙 |

来年度の税制の中身が見えてきた。財源不足に悩んでいる政府が法人税を5%減税するという。その穴埋めは「個人」増税である。今、中小企業の7割は赤字でなんの恩恵もない。大企業サービスであることはまちがいなしである。

企業を応援して、庶民の懐が暖まるという考えを今ももっているひとがどれくらいいるのだろう。

経団連は満面の笑みだが、新聞記者から「これを雇用や国内投資に回りますか」と尋ねられて、「資本主義でない考え方を導入されては困る」と拒否した・・という。

菅総理は「経済界は国内投資や雇用拡大の方向に積極的に使って欲しい」と述べているが、その声は経済界には通用しないようだ。

このままでは、「企業栄えて、民滅ぶ」国になる。政冶は一体なんのためにあるのか。

企業のために政府があるのではない。国民のためにあるはずだ。

国民には、増税と年金ひきさげ・・・・。米軍への思いやり予算は据え置きする・・・と聞くと、民主党政府が大企業とアメリカに媚を売っている残念な政府であるとあらためて思う。

国民は黙ってはいないのではないか。国民の懐を暖めずして、景気回復はない。

民主党がここまで裏切るとは驚きである。

がん対策推進条例(案)へ意見を!(12月20日~1月10日)

10年12月13日 | とし子からの手紙 |

市議会でがん対策推進条例(案)が固まった。今後、市議会で市民からの意見を募集することになる見込みだ。その際は、ぜひ意見をお寄せいただきたい。

初めての取り組みである。

私は、昨年のクリスマスイブの日に、がん告知をうけた。その後今年手術を受けた。このがん患者体験から、がん対策の必要性を実感し、政策策定の場所にいるものの一人として、がん対策推進条例をつくることを提案。当局に提案したが腰が重く、議員提案でつくることを提案し、全会一致で取り組むことになった。

8月の保健福祉委員会で正式決定して、素案を元に取り組んできた。当事者発信での施策推進ができる仕組みをつくろうとしている。議会として、患者会や関係者からの意見をお聞きしながら当局ともつめ、遂に12月10日に案までたどり着いた。

がん患者体験をした自分が議員であることの存在意義を考えながら提案し取り組んできた条例を2月議会では成立させたい。

私には患者、そして家族のいろんな負担を少しでも軽減したい・・・との強い思いがある。住民の目の前の苦難を少しでも軽くするためにがんばるのが日本共産党である。

共産党の議員として「がん条例」の制定と払える国保料に!の運動を実らせることを実現したいと決意している。

障害者福祉大会

10年12月13日 | とし子からの手紙 |

恒例の障害者福祉大会が開かれた。功労者などの表彰があり、入賞作文の朗読が披露された。

二人ともが盲導犬のアテネと鈴木さんとの出会いを題材としていた。

サプライズで、アテネと鈴木さんが登場し、入賞者と再会の場面もあり、ほのぼのとしたいい大会だった。私も鈴木さんとの久しぶりの再会だった。こどもが同級生で、同じ協立保育園ですごした。その子たちももう27歳だ。

記念講演は三村勉先生だった。

旭東幼稚園の学習発表会

10年12月13日 | とし子からの手紙 |

かわいいこどもたちが歌、表現を披露し、盛んな拍手を受けた。パパたちは、長縄跳びに挑戦!こどもたちから「パパがんばって!」の本気の声援に応えて、4人跳びを披露。盛んな拍手を受けた。

「イクメン」という言葉があるが、若いパパたちは優しいひとが多い。地域との交流を取り組む旭東幼稚園で、こどもたちは健やかにそだっているようだ。

中区産直市

10年12月13日 | とし子からの手紙 |

昨年に続き、中区役所で中区産直市が開かれた。中区のいろんな産物を紹介する機会ともなっている。

新鮮野菜、地酒、新米、花・・・お飾りの体験コーナーも大人気だった。地産地消をアピールする機会となり大勢の人でにぎわった。

紅マドンナ

10年12月12日 | とし子からの手紙 |

紅マドンナというみかんをご存知ですか。わが故郷愛媛が産み出した新品種のおいしいみかんです。

栽培している伯母が送ってくれました。ネーブルといよかんを足して割ったような、食感です。皮をむいたら、あとはそのまま口へ・・・。いい香りがして、薄く柔らかいふくろは実ごと食べれます。

ぜひ一度食べてみてください。

介護保険制度の「罰則」!?は非人道的

10年12月11日 | とし子からの手紙 |

岡山市の介護保険料は高い。国保料も高いが介護保険料も政令市中3位の高さだったと記憶している。

年金生活者の暮らしを社会保険料が圧迫していることは明らかだ。共産党の生活アンケートによせられた声は、国保料や介護保険料を下げて欲しい!!という切実な声である。

Aさんのことを話そう・・・。11月議会で私が本会議で取り上げ、これでいいのか!!と詰め寄った人の事例だ。

77歳のAさんは、若い頃は懸命に働いてきた。夫と二人暮らし。二人とも無年金である。無収入でささやかな貯金をとり崩してつつましく暮らしている。岡山市の介護保険料は無収入でもひとり月2380円である。これ以上の減免制度はない。70歳までは何とか払ってきたが、国保料1500円余を払うのが精一杯で介護保険料を滞納してしまった。払いたくても払えなかったのだ。

嫁に行った娘さんにも相談できなかった。そして、最近遂に脳梗塞で倒れた。重い障害が残り、介護度5と認定された。滞納があるとわかり、娘さんは2年分をさかのぼって払い、今後は自分の口座から引き落とすように手続きをとったという。

これだけの対応をしたにもかかわらず、岡山市はAさんに、「滞納があるので国のルールに従い2年間は7割給付」という罰則を科している。

介護度5のAさんは、介護施設にいくと月10万円を超える負担を負うことになる。滞納した5年分の保険料は142800円だが、それを払うことを許さない仕組みである。今後の利用料は3割負担なので、「2年で約240万円の利用料を払わなければならなくなる」とAさんの担当ケースワーカーは話していた。もちろん保険料は月々2380円を払う。

国保制度では、2年分の保険料を払えばなんの罰則もない。高齢者いじめの介護保険制度の姿をまざまざと見せ付けられる思いである。改善が必要である。今のままでは10年前の指摘どおりで「保険あって介護なし」である。

1、そもそも払える保険料ではない。1000円だったら滞納しなかったかもしれない・・・。無収入で2380円は高い!(来年はさらに値上げの検討の方向が心配)

2、分納の親切な対応を料金課がした形跡が感じられない。(岡山市は保険料を決める課と料金を集める課が分かれている。全国で岡山市だけ。高谷方式)

3、利用料減免制度もない。

Aさんと同じような人(1年以上滞納で罰則の3割負担)が市内に78人おられるとのこと・・・。私は、「あまりにも冷たすぎる。こんな岡山市でいいはずがない」と指摘して、是正を強く求めた。声なき声をキャッチして私はこんな理不尽はないと胸の中に怒りのエネルギーがいっぱいになった。議論のなかで、当局は「問題意識をもって政令市の中でも議論したい」と初めて答弁した。

来年は制度見直しの年だ。市民の実態をふまえた議論が大切となる。制度改善までAさんの家族が追い詰められないように私は寄り添いサポートしたい。

保健福祉委員会の最後に議論された年金者組合から出された請願は、3件とも不採択になった。無年金者への対策や後期高齢者医療制度の廃止などを願ったもので、共産党は採択を主張したが公明党や保守系議員の反対によるものだ。「消費税によらないで・・・」とした内容に反対・・という議員が多かった。

無年金者の声を反対した議員たちは聞いていないのだろうか。全国で118万人といわれる無念金者の暮らしの実態にたつ主張ができる議員を市議会で増やしたい!!と痛感した次第である。

保健福祉委員会は18時30分まで続き、気力の論戦でさすがに疲れた10日でした。