25日の保健福祉委員会は10じから17時15分まで終日行われた。
報道されたのは保育所専門委員会の改革案と発達支援相談センターの件だ。そのほかにも激論があった。
1、介護者慰労金について
介護度3以上の認定を受けた家族を半年以上家庭介護したとき年4万円が支給される市独自の制度である。
高谷市長はこの制度を事業仕分けにかけ、「見直し」の構えだ。保健福祉委員は多くが充実を求めた。
(1)働いていても支給対象にすること(2)介護度3以上という規定は認知症で介護度1,2の人がはずれ実態にあっていないので改善を(3)所得制限で正規で働く人を除外しないことなど拡充の方向で見直すことを求めた。結果として、予算が増えても、それは必要なこと!!とした。私が本会議で取り上げてきた制度改善の一つなので、その論戦の先頭にたったことは言うまでもない。
当局の対応に注目である。
2、児童クラブの実態調査報告について
市内82クラブの聴き取り調査の結果が報告された。私はその結果に驚いた。有償ボランティアでもいい、がんばっている・・・78%、市の委託事業にして欲しい派10%・・・という結果だ。
日ごろ把握している状況とあまりにも違うので、調査方法に問題があるのではないか・・と考えられた。公明党議員も同じとらえかただった。たとえば、待機児は4クラブだけ・・・になっていた。
質問で解かったことは、運営委員会会長だけからの聴き取りが42クラブであった。指導員や保護者の声を総括しているとは言い切れない・・・と判断した。
それでも結果の中で、改善の指摘は多くある。施設改善(古い、狭い・・・)、指導員の処遇では、労災、雇用保険ぐらいはあったほうがよい・・などの数字は高い。
私は、こどもたちの安全の問題からも市の委託事業とし、指導員は市の職員としてきちん保障することが急務と考えている。放課後児童クラブは年間でこどもたちが学校よりも長くすごす場所だ。充実が必要だと思う。
これも市の方針に注目である。
3、がん対策推進条例について
いよいよ素案から案の提案の時期となった。各階は持ち帰りでの検討となる。12月10日の委員会で議会案を確定。パブリックコメントをとるかどうかもきまる。
私は、議員提案の場合と当局提案の違いを踏まえ、「ねばならない」とは考えていないが、広く意見をいただくことについてはもちろん否定しない。委員の総意で決めたいと思う。
患者当事者の一人として、思いをこめて条例づくりにかかわらせていただいている。いいものになっていると思うので、議会をご支援いただきたい。
2月議会に成立を目指す。ご注目をいただきたい。
保健福祉委員会は議論が活発である。女性議員は4人いることはその一つの要因だと思っている。実態を知っている議員が多い・・と私は思っている。
一日中議論すると、体重は1キロは減るほど体力を使う。がん手術後の私にとっては結構きついが、全力でがんばっている。がんばりがいがある・・・仕事である。